電気代ゼロも夢じゃない!太陽光×EVの最適な充電タイミングとは?

電気自動車(EV)を導入した方の多くが抱える疑問の一つが、「いつ充電するのが一番お得なのか?」という問題です。

特に、太陽光発電システムを併設しているご家庭にとっては、電気の「買い方」「使い方」を工夫することで、電気代の大幅な削減が可能になります。

今回は、太陽光×EV充電の最適タイミングと運用術について、わかりやすく解説していきます。

結論:EVの充電は「昼」と「夜」の使い分けがベスト!

まずは結論からお伝えします。

  • 晴れた日中(10〜15時)に充電できるなら、それが最も効率的
  • 外出や天候で日中充電できない日は、深夜電力の時間帯(22〜翌8時)を活用
  • つまり、「太陽光×昼」と「安価な夜間電力」のハイブリッド運用が最強です

この使い分けを意識することで、電気代を抑えつつバッテリー劣化も最小限に抑えたスマート充電が可能になります。

太陽光発電の基本:発電ピークは昼間の11〜14時

太陽光発電は「発電するタイミング」と「使うタイミング」が合致していると非常に効率的です。

太陽光の発電量は、朝から徐々に上昇し、11〜14時にピークを迎えます。

この時間帯こそが、EVの充電にもっとも適しているゴールデンタイムです。

たとえば…

私の家庭では、京セラ製の4.4kWの太陽光パネルを搭載しています。

晴れた日の昼間は、平均3〜4kW程度の発電が見込めるため、3kW前後のEV普通充電(6A〜16A)であれば、外部から電気を買うことなく、100%自家消費が可能になります。

なぜ「昼間の自家充電」が良いのか?

売電より自家消費の方が得

2025年時点での売電価格は、おおよそ1kWhあたり16円前後。

それに対して、家庭用の買電価格は1kWhあたり25〜35円にもなるケースがあります(電力会社やプランによって異なります)。

つまり、売るより使うほうが圧倒的にお得。

余った電気を安く売るよりも、EVの充電などで電気を買わずに済ませる「自家消費」の方が家計にとってメリットが大きいというわけです。

じゃあ「夜の充電」はダメなの?

結論から言えば、夜間の充電も「あり」です。

特に、次のようなケースでは積極的に夜間充電を取り入れましょう。

  • 日中は外出していて、太陽光が使えない
  • 曇りや雨で太陽光の発電量が少ない
  • 夜間電力プランに加入していて、深夜料金が安い

深夜電力プラン(例えば「時間帯別プラン」や「スマートライフプラン」など)では、22時〜翌8時が1kWhあたり17〜20円程度で設定されていることが多く、昼間の買電より安く済ませられます。

さらに、EVのバッテリーは「満充電状態での放置」が劣化要因となるため、深夜に充電をスタートし、朝の通勤前にちょうど満充電になるようタイマー設定を活用すれば、電池にも優しい運用ができます。

効率的な充電運用術:実践編

1. アプリやタイマーで充電スケジュールを設定

多くのEVや充電器には、タイマー機能があります。

晴れた日には「11時〜14時」に設定、夜間充電日は「0時〜5時」に設定するなど、天候と予定に応じて柔軟に使い分けましょう。

2. 電力モニター(HEMS)や発電アプリを活用

発電量や消費電力量が見える化されると、無駄な電力購入を減らすことができます。

京セラ製の太陽光をお使いであれば、エネルギーモニターやスマホアプリを通じて、「発電 > 消費」かどうかをリアルタイムで把握できます。

3. 自宅にいる日は積極的に昼間充電を

もし平日でも在宅ワークや休日がある方は、積極的に日中充電を取り入れましょう。

発電量が安定する晴れの日を狙って充電できれば、EVの燃料費がほぼ“0円”になる日も。

4. 雨・曇り・冬の時期は夜間充電をメインに

逆に、発電が弱い雨の日や冬の時期は、無理に昼間充電せず、夜間電力を使って賢く安く充電しましょう。

天候に左右されない「時間帯別料金プラン」との相性が抜群です。

まとめ|太陽光とEVの組み合わせは最強

EVは「いつ充電するか」でコストも環境負荷も大きく変わってきます。

特に、太陽光パネルを設置している家庭にとっては、昼間の太陽エネルギーを無駄なく使い切るチャンスです。

もう一度、ポイントを振り返りましょう。

  • 昼間の充電(11〜14時)が最も経済的&エコ
  • 夜間充電も電気代を抑える手段として有効
  • 状況に応じて昼と夜のハイブリッド運用を
  • 充電スケジュールや電力モニターを活用して最適化

あなたのEVライフを、もっとお得に、もっと地球にやさしく。

「いつ充電するか」が、賢いEVオーナーの分かれ道です。

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